2011年5月31日火曜日

5月の研修医カンファレンス

今年度も5月から、1年目研修医のカンファレンスが始まりました。
毎週木曜日の午後、上級医やコメディカルスタッフの協力のもと、基本的には全てのdutyfreeにして、「勉強する時間」です。
責任指導医は、埼玉協同病院教育研修センター〈SKYMET〉/埼玉協同病院臨床検査科 村上です。

◆第1回 5月12日
①One point advice:血液ガスをどのように読むか、ツ反とクォンティフェロン ※ 初回なので、指導医の村上が話題を提供しました。
②IDATEN感染症セミナー:
「市中感染症診療の考え方と進め方」から 第1章        市中感染症へのアプローチ
③医療面接:蝶形紅斑のある女性患者さん、初診時の医療面接→検査結果・入院の必要性の説明。指導医とSP(模擬患者)さんからフィードバック、皆、真剣に聞いていました。

◆第2回 5月19日
①One point advice:「胸部CTの読み方 ミニレクチャー」担当:研修医DrM
②IDATEN感染症セミナー:
「市中感染症診療の考え方と進め方」から 第2章 1.肺炎のマネジメント
③Reversed-CPC:高熱と意識障害で搬入された28歳の女性

◆第3回 5月26日
①One point advice:「本当は難しくない神経診察」レジデントノートから担当:DrKK
②IDATEN感染症セミナー:
「病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方」から 第2章 5.人工呼吸器管理中の発熱へのアプローチ
「市中感染症診療の考え方と進め方」から 第2章 2.細菌性髄膜炎のマネジメント
③Case study:出血傾向を呈する3症例 
 ITPTTPF.VII欠乏症の症例を解析しながら、止血機能検査のキモを学習しました。APS(抗リン脂質症候群)は血栓性疾患なのに、なぜAPTTが延長するのか分ってすっきり!帝政ロシアの終焉にも出血性疾患は関係していた‥‥など、教養も修得しました。

◆カンファレンスを理解するために【解説】◆
One point advice:各自が興味のある題材を持ってメンバーに披露するコーナー
Reversed-CPCReversed-CPCは、検査データのみから患者さんの病態を読み取ることを目的とする、臨床推論能力トレーニング法の一つです。
埼玉協同病院の研修医は日本中で最もたくさんReversed-CPC経験する研修医です。

6月からは、実習と多職種レクチャーが始まり、盛りだくさんです!

SKYMETの紹介を日々、つづっていきます。

今年の3月に開設しました。
埼玉協同病院 教育研修センター、通称SKYMETです。

開設の目的など、ホームページをご覧下さい。
http://www.skymet.jp/

これからは、
村上センター長が、タイムリーにホームページでは紹介しきれないSKYMETの活動を日々更新していきたいと思います。