春のSKYMET講演会のおしらせです。
5月25日(金)19時~埼玉協同病院の「ふれあい会館」にて
「 救急Walk in、ERで見逃すな 」の第二回目のテーマは、
講師、福井大学の寺澤秀一先生の「 救急医療の極意 」です。
講演終了後には、講師と初期研修医の交流会も設定しております。
2011年3月16日に開設した埼玉協同病院 教育研修センター、通称SKYMET(スカイメット)の活動紹介です。主には、指導医の奮闘やSKYMET主催の企画の紹介を行っています。
2012年5月23日水曜日
2012年5月22日火曜日
研修医カンファレンス2012.5.15
2012.5.15
病棟業務に追われる中で、"off the job"の学習時間が確保されているのは、「研修の質」を保障するために、とても重要なことです。
さあ、脳細胞を働かせよう!
◆Case:発熱が持続する17歳の女性
主訴:発熱
3週間くらい微熱が続いていたが、2-3日前から時々38℃以上の高熱が出る。
上気道症状なし。
18日後に再受診した際に追加された訴え:
鉛筆を握ることができない。頬が火照る。
検査データ:
WBC 4600(Stab 21.0%, Seg 55.0%, Eo 1.0%, Mo 3.0%, Lym 20.0%)
RBC 454万
Hb 11.9g/dL
Ht 39.6%
MCV 87fL
MCH 26.2pg
MCHC 30.1g/dL(%)
PLT 13.0万
AST 26U/L
ALT 12U/L
LD 262U/L(基準:120-245)
ALP 187U/L(基準:104-338)
CRP 0.6mg/dL
……その他の検査は省略
Q1:可能性が高いと思われれる疾患・病態を(できれば可能性が高いと思われる順に)挙げてみよう!
Q2:Q1で挙げた疾患・病態を鑑別するために必要な検査は?
病棟業務に追われる中で、"off the job"の学習時間が確保されているのは、「研修の質」を保障するために、とても重要なことです。
さあ、脳細胞を働かせよう!
◆Case:発熱が持続する17歳の女性
主訴:発熱
3週間くらい微熱が続いていたが、2-3日前から時々38℃以上の高熱が出る。
上気道症状なし。
18日後に再受診した際に追加された訴え:
鉛筆を握ることができない。頬が火照る。
検査データ:
WBC 4600(Stab 21.0%, Seg 55.0%, Eo 1.0%, Mo 3.0%, Lym 20.0%)
RBC 454万
Hb 11.9g/dL
Ht 39.6%
MCV 87fL
MCH 26.2pg
MCHC 30.1g/dL(%)
PLT 13.0万
AST 26U/L
ALT 12U/L
LD 262U/L(基準:120-245)
ALP 187U/L(基準:104-338)
CRP 0.6mg/dL
……その他の検査は省略
Q1:可能性が高いと思われれる疾患・病態を(できれば可能性が高いと思われる順に)挙げてみよう!
Q2:Q1で挙げた疾患・病態を鑑別するために必要な検査は?
◆研修医へのプレゼント
リウマチ、膠原病の検査診断のポイント 日本医事新報 No.4432
抗核抗体の染色型と主な関連検査および疾患
必要な検査を落とさないために&無駄な検査をしないために
◆おまけ
なぜ、抗リン脂質症候群ではAPTTが延長するのか?
リウマチ、膠原病の検査診断のポイント 日本医事新報 No.4432
抗核抗体の染色型と主な関連検査および疾患
必要な検査を落とさないために&無駄な検査をしないために
◆おまけ
なぜ、抗リン脂質症候群ではAPTTが延長するのか?
◆参加した医学生さんの感想
実習期間、このカンファレンスに2回参加しました。
2回ともいえることですが、
大学で行っているチュートリアルと同じやり方でしたが、大学とは違って鑑別を多くあげればよい、という訳ではありませんでした。
ここでは、1症例に対して鑑別を5つ上げることが課題で、たくさんあげればいい訳ではないよなぁと前から思っていたところだったので、現実に即していて、勉強になりました。
研修医に求められるのは、広範囲にたくさん鑑別をあげるというよりは、頻度の高いものに絞り込むことの方が必要だと感じました。
2回ともいえることですが、
大学で行っているチュートリアルと同じやり方でしたが、大学とは違って鑑別を多くあげればよい、という訳ではありませんでした。
ここでは、1症例に対して鑑別を5つ上げることが課題で、たくさんあげればいい訳ではないよなぁと前から思っていたところだったので、現実に即していて、勉強になりました。
研修医に求められるのは、広範囲にたくさん鑑別をあげるというよりは、頻度の高いものに絞り込むことの方が必要だと感じました。
2012年5月16日水曜日
研修医のためのレクチャー 開始!
◆2012.5.8◆
ゴールデンウィークが明け、病棟医生活3週目。研修医業務にも馴染んできたところで、今年度の研修医レクチャーが始まりました。
Case:健診で貧血を指摘された63歳の女性
WBC 2900(Stab 3.0%, Seg 40.0%, Eo 1.0%, Ba 1.0%, Mo 8.0%, Lym 47.0%)
RBC 295万
Hb 8.7g/dL
Ht 27.7%
MCV 94fL
MCH 29.5pg
MCHC 31.4g/dL(%)
PLT 24.5万
AST 19U/L
ALT 12U/L
LD 209U/L(基準:120-245)
ALP 360U/L(基準:104-338)
追加された検査で診断に役に立ったもの
TP 7.8g/dL(Alb 56.7%, α1 2.8%, α2 7.5%, β 25.1%, γ 7.9%)
……その他の検査は省略
可能性が高いと思われれる疾患・病態を(できれば可能性が高いと思われる順に)挙げてみよう!
◆研修医へのプレゼント◆
血清蛋白分画の見方・考え方
免疫電気泳動(血清・尿)の見方・考え方
◆研修医の感想◆
蛋白分画が難しかったです。。。
健診で、異常値を見逃さないようにしなくちゃ、と思いました!
結構こわい。。。
研修医I&F
ゴールデンウィークが明け、病棟医生活3週目。研修医業務にも馴染んできたところで、今年度の研修医レクチャーが始まりました。
Case:健診で貧血を指摘された63歳の女性
WBC 2900(Stab 3.0%, Seg 40.0%, Eo 1.0%, Ba 1.0%, Mo 8.0%, Lym 47.0%)
RBC 295万
Hb 8.7g/dL
Ht 27.7%
MCV 94fL
MCH 29.5pg
MCHC 31.4g/dL(%)
PLT 24.5万
AST 19U/L
ALT 12U/L
LD 209U/L(基準:120-245)
ALP 360U/L(基準:104-338)
追加された検査で診断に役に立ったもの
TP 7.8g/dL(Alb 56.7%, α1 2.8%, α2 7.5%, β 25.1%, γ 7.9%)
……その他の検査は省略
可能性が高いと思われれる疾患・病態を(できれば可能性が高いと思われる順に)挙げてみよう!
◆研修医へのプレゼント◆
血清蛋白分画の見方・考え方
免疫電気泳動(血清・尿)の見方・考え方
◆研修医の感想◆
蛋白分画が難しかったです。。。
健診で、異常値を見逃さないようにしなくちゃ、と思いました!
結構こわい。。。
研修医I&F
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