今年度も5月から、1年目研修医のカンファレンスが始まりました。
毎週木曜日の午後、上級医やコメディカルスタッフの協力のもと、基本的には全てのdutyをfreeにして、「勉強する時間」です。
責任指導医は、埼玉協同病院教育研修センター〈SKYMET〉/埼玉協同病院臨床検査科 村上です。
◆第1回 5月12日
①One point advice:血液ガスをどのように読むか、ツ反とクォンティフェロン ※ 初回なので、指導医の村上が話題を提供しました。
②IDATEN感染症セミナー:
「市中感染症診療の考え方と進め方」から 第1章 市中感染症へのアプローチ
「市中感染症診療の考え方と進め方」から 第1章 市中感染症へのアプローチ
③医療面接:蝶形紅斑のある女性患者さん、初診時の医療面接→検査結果・入院の必要性の説明。指導医とSP(模擬患者)さんからフィードバック、皆、真剣に聞いていました。
◆第2回 5月19日
①One point advice:「胸部CTの読み方 ミニレクチャー」担当:研修医DrM
②IDATEN感染症セミナー:
「市中感染症診療の考え方と進め方」から 第2章 1.肺炎のマネジメント
「市中感染症診療の考え方と進め方」から 第2章 1.肺炎のマネジメント
③Reversed-CPC:高熱と意識障害で搬入された28歳の女性
◆第3回 5月26日
①One point advice:「本当は難しくない神経診察」レジデントノートから担当:DrKK
②IDATEN感染症セミナー:
「病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方」から 第2章 5.人工呼吸器管理中の発熱へのアプローチ
「病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方」から 第2章 5.人工呼吸器管理中の発熱へのアプローチ
「市中感染症診療の考え方と進め方」から 第2章 2.細菌性髄膜炎のマネジメント
③Case study:出血傾向を呈する3症例
ITP、TTP、F.VII欠乏症の症例を解析しながら、止血機能検査のキモを学習しました。APS(抗リン脂質症候群)は血栓性疾患なのに、なぜAPTTが延長するのか分ってすっきり!帝政ロシアの終焉にも出血性疾患は関係していた‥‥など、教養も修得しました。
◆カンファレンスを理解するために【解説】◆
One point advice:各自が興味のある題材を持ってメンバーに披露するコーナー
Reversed-CPC:Reversed-CPCは、検査データのみから患者さんの病態を読み取ることを目的とする、臨床推論能力トレーニング法の一つです。
埼玉協同病院の研修医は日本中で最もたくさんReversed-CPCを経験する研修医です。
6月からは、実習と多職種レクチャーが始まり、盛りだくさんです!
6月からは、実習と多職種レクチャーが始まり、盛りだくさんです!