SKYMET主催の「秋の講演会 症例から学ぶ画像診断」のシリーズが始まりました。
「胸部単純写真の診断および肺がんCT検診の現状」
講師は、
国立がん研究センターがん予防・検診研究センター検診開発研究部
医師23人を含む68人が参加しました。
柿沼先生の研究テーマである、肺がんCT健診についての、研究成果と現在まとめているデータの紹介がありました。年齢・性別・喫煙の有無と所見から見た予後の解析など、興味ある内容がありました。
肺がんCT検診受診者における、5㎜以上の結節影の出現率と喫煙に関する研究が報告されました。データの解析によって出されたこの値を、どのように考察していくか今後の課題であるとのことでした。
胸部単純写真を読影するときの注意やアドバイスを、Web上のツールを使って説明していただきました。研修医の先生が実際に操作しながら、アドバイスをいただきました。また、見落としやすい部位やその背景についても、3D画像を示しながら解説していただきました。参加者からは、この読影のポイントに話をもっと聞きたかったという感想が出されました。
ちなみに柿沼先生は、埼玉協同病院の開設期に在職されていた先生で、懐かしさに先生の顔を見に来た職員もいました。
今後の「講演会」は、実践的内容に趣を置いた内容にしていきたいと思います。次回以降もぜひご参加ください。
次回:
2011年12月8日(木)18:30~20:30
「肝、胆、膵の画像診断(仮称)」
講師;宮谷 博幸先生 自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器科講師、医長