2011年6月8日水曜日

SKYMET開設記念講演~感染症学習会②~

テーマ
微生物検査の有効利用
2011.6.3(金)18:30~20:30
講師:上原由紀先生
順天堂大学大学院 感染制御科学/総合診療科、IDATEN(日本感染症教育研究会)世話人


90人の参加で行われました。
前回のウィットにとんだ細川先生のレクチャーに引き続き、静かな語り口で私たちを惹きつける上原先生との時間は、まさにあっという間という2時間でした。アンケートからは、7割の人から「ニーズにマッチしていた」「理解できた」との声が寄せられました。


今回の講演のPointをまとめてみました。
     あらゆる臨床症状・診断指標から感染巣をつきとめ、この患者さんにとってどの検査が必要なのかどうかをきちんと見極めること
     必要な検査を正確に実施できるよう、タイミングを逃さず正しい方法で検体採取をすること
     リアルな情報が得られる塗抹検査(Gram染色)を十分に活用し、経験的初期治療を速やかに開始すること
     同定感受性試験の結果によって、起炎菌を確定し治療法を再検証したり、より狭域スペクトラムの抗菌剤への変更を行い、耐性菌の予防・アンチバイオグラムの作成につなげること

また、アンケートからは、次のような意見が出されました。
*とてもわかりやすく、臨床に活かせる有意義な講義だった。
*グラム染色をもっと勉強し、習得したい。
*検体採取方法、保存方法について正しい理解が、
正しい結果につながることを知った。
*症例を提示しての説明で、わかりやすく、大変勉強になりました。

次回の講演会の予定は、
6月29日(水)18時30分~20時30分 ふれあい会館第1会議室
「感染症のEmergency
講師:松永直久先生 帝京大学医学部附属病院 感染制御部
  IDATEN(日本感染症教育研究会)世話人

2011年5月31日火曜日

5月の研修医カンファレンス

今年度も5月から、1年目研修医のカンファレンスが始まりました。
毎週木曜日の午後、上級医やコメディカルスタッフの協力のもと、基本的には全てのdutyfreeにして、「勉強する時間」です。
責任指導医は、埼玉協同病院教育研修センター〈SKYMET〉/埼玉協同病院臨床検査科 村上です。

◆第1回 5月12日
①One point advice:血液ガスをどのように読むか、ツ反とクォンティフェロン ※ 初回なので、指導医の村上が話題を提供しました。
②IDATEN感染症セミナー:
「市中感染症診療の考え方と進め方」から 第1章        市中感染症へのアプローチ
③医療面接:蝶形紅斑のある女性患者さん、初診時の医療面接→検査結果・入院の必要性の説明。指導医とSP(模擬患者)さんからフィードバック、皆、真剣に聞いていました。

◆第2回 5月19日
①One point advice:「胸部CTの読み方 ミニレクチャー」担当:研修医DrM
②IDATEN感染症セミナー:
「市中感染症診療の考え方と進め方」から 第2章 1.肺炎のマネジメント
③Reversed-CPC:高熱と意識障害で搬入された28歳の女性

◆第3回 5月26日
①One point advice:「本当は難しくない神経診察」レジデントノートから担当:DrKK
②IDATEN感染症セミナー:
「病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方」から 第2章 5.人工呼吸器管理中の発熱へのアプローチ
「市中感染症診療の考え方と進め方」から 第2章 2.細菌性髄膜炎のマネジメント
③Case study:出血傾向を呈する3症例 
 ITPTTPF.VII欠乏症の症例を解析しながら、止血機能検査のキモを学習しました。APS(抗リン脂質症候群)は血栓性疾患なのに、なぜAPTTが延長するのか分ってすっきり!帝政ロシアの終焉にも出血性疾患は関係していた‥‥など、教養も修得しました。

◆カンファレンスを理解するために【解説】◆
One point advice:各自が興味のある題材を持ってメンバーに披露するコーナー
Reversed-CPCReversed-CPCは、検査データのみから患者さんの病態を読み取ることを目的とする、臨床推論能力トレーニング法の一つです。
埼玉協同病院の研修医は日本中で最もたくさんReversed-CPC経験する研修医です。

6月からは、実習と多職種レクチャーが始まり、盛りだくさんです!

SKYMETの紹介を日々、つづっていきます。

今年の3月に開設しました。
埼玉協同病院 教育研修センター、通称SKYMETです。

開設の目的など、ホームページをご覧下さい。
http://www.skymet.jp/

これからは、
村上センター長が、タイムリーにホームページでは紹介しきれないSKYMETの活動を日々更新していきたいと思います。