2011年7月11日月曜日

②6月の研修医カンファレンス

①からの続き( →①はこちら  )
三人寄れば文殊の知恵・・・
〈第7回 6月23日〉
◆IDATEN感染症セミナー:「市中感染症診療の考え方と進め方」から
 第2章 5.感染性心内膜炎のマネジメント
◆Plenary lecture:交差適合試験・抗体スクリーニング
  不規則抗体とは何か?産生されるワケは?
  副試験陽性でも輸血したい時、どうするか?
  抗体スクリーニング血球パネルも読めるように‥なった かな?
◆Practice:輸血前検査 No.2 交差適合試験
  緊急検査室の協力のもと、交差適合試験の実技実習。

これでもう、埼玉協同病院1年目研修医は、血液型検査と交差適合試験を一人で出来るようになりました。
「血液型」と「交差適合試験」は、初期研修医が一人で行えるようになるべき検査として研修目標に挙げられています。研修病院は、みんなちゃんと実習をしているかな〜?

〈第8回 6月30日〉
◆IDATEN感染症セミナー:「市中感染症診療の考え方と進め方」から
  第2章 6.胆道系感染症のマネジメント
◆Practice:末梢血塗抹標本の読み方<正常編>
  正常の赤血球の大きさ
  白血球のおよその数
  好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の判別
  血小板のおよその数  などが分るようになりました。

  頑張って白血球分画にtryしました。完璧です!


6月の研修医カンファレンスは実習満載、実り多き月でした。

7月は、骨髄像に挑戦。白血病をはじめとするおもな血液・造血器疾患の診断ができるようになる予定です。7月中は難しいかもしれないけれど、そろそろお待ちかね、Gram染色もやりますよ!
      

ちなみに、埼玉協同病院の血液培養は、2セット(以上)採取率が60%を越えています。これがいったいどういう意味なのか、よく分らない学生さんは、ぜひ当院に遊びに来てくださいね!結構、すごいことなんですよ。


SKYMETセンター長 村上