2014年12月10日水曜日

「~The 消毒~手指消毒」 & AWARD

ちょっと前の事ですが。。。


10月に昨年に引き続き、

感染対策委員会・SKYMET共催で『~The 消毒~手指消毒』と題して、

鈴木 明子 先生(城西国際大学)をお招きし、ご講演いただきました。

96名の参加者が集まり、以下のような内容で盛況に開催することができました。

感染対策に関する学習は、「標準予防策とは!?」というところから始まることが一般的ですが、鈴木先生の講演は、とてもなじみやすい身近なお話から始まりました。

一般的に、「きれい/きたない」の考え方は、個人の価値観によって差が生じます。しかし、医療従事者は「清潔/不潔」の境界線を、標準予防策という専門的な考え方で感覚として身につけ対応することが大切です。さらに、私たち医療従事者は、日本人が日常的に実施している「手洗い」を、
感染性微生物の伝播予防を目的とした専門技術として実施しなければなりません。


手指衛生を安全や文化という視点でとらえ、長期的に継続して習慣にすることで、組織全体に浸透していきます。それらは、最終的に患者安全につながっている事を学びました。
手指衛生の5つのタイミングも、長期的に働きかけ、習慣としていくことで、その文化は徐々に広がり、手指衛生の遵守率も向上します。その結果、医療関連感染の減少も期待できると思うと、ICNとしてはとてもうれしい限りです。

「患者に触れる器具は滅菌してから使用する。それと同時に、患者に触れる前後の手指は消毒しなければならない。手指は器具である。

アナラーザーを使って鈴木先生からの質問です。

というインパクトのある鈴木先生のひと言が、印象に残っている方も多いと思います。

 
そして、講演後の参加者に書いてもらったアンケートの中で一番反響が大きかったのが、

「手洗いにかける時間の目安は、ハッピーバースディの歌を2回繰り返して歌う♪」

ということでした。「ハッピーバースディの歌」を楽しく歌いながら手を洗うことで、「適切な手洗い」が楽しく習慣化されて広がってくれることが楽しみです。

感染対策委員 Y(感染対策専任 看護師)



その後、今年も、手指消毒AWARDの発表!

使用量が多かったのは、昨年に引き続き、C4病棟!


特別賞として、「院長賞」と「事務長賞」も。

来年もがんばってください♪