2012年6月22日金曜日

シミュレーター展示会 for Ns

SKYMETの看護部門責任者です。

先日、うちにあるシミュレーターの展示会を行いました。

せっかく買っても使わないんじゃぁもったいない。という訳で、教育担当の看護師向けに行いました。

これは腕自慢。(医学生も使ってましたね)
実際に使ってみました~
医師も飛び入り~挿管してみました!
副院長(左)もやってきて
「うちこんなにあるの?」
「器具そろってますよねぇ。」
研修医はだいぶ使ってくれるようになりましたが、(様子はこちら↓)
http://kyodoresident.blogspot.jp/2012_06_01_archive.html#1235581844191972003


院内でもまだまだ普及していません・・・。宣伝しなきゃ。

2012年6月20日水曜日

研修医カンファレンス2012.6.12

<2012.6.12>
 当院の初期研修医は、「レジデントカンファレンス」という自主学習会を行ってています。自分達でテーマを決めて勉強してきたものをディスカッションしたり、上級医にゲストスピーカーをお願いしたり。
あと、とても重要なのが、場所を変えて実施される「意思疎通の強化」 

◆ケースカンファレンス
Case:77歳の男性
主訴:頸の痛みと微熱感
    ○月○日の未明から症状が出現したので、整形外科を受診した。
検査データ:
WBC  10290(Ne 86%, Lym 8%)
RBC  437万
Hb   13.8g/dL
Ht   40.8%
PLT  0.60万
CRP  1.41mg/dL
……その他の検査はとくに大きな問題なし

内科にこの患者さんが受診していたら、多分、痛み止めと湿布くらいで帰してしまい、血液検査もしなかったよね……う~、怖い!!という結末の症例。first touchの整形外科医Y先生に、研修医一同、感動でした。

◆研修医へのプレゼント
 ★急性・重症度の判別ー重症度で初期治療はどう違ってくるのか
  感染と抗菌薬 Vol.15 P.15-21

 ★朝日新聞 2010.6.8 スーパー耐性菌の脅威
(センター長 村上)

◆研修医の感想
 今回のケースは、患者さんの訴えを整形外科の医師がしっかりと聞き、単なる首の痛みから感染症を導きだした、とても勉強になるものでした。基本のバイタルチェックサインに気をつけること。オーダーはなんでもかんでも出さないように気をつけないと。。。

 当院の抗生剤の使い方について、「マイツール」(院内電子カルテで職員は誰もが見れる掲示板のようなもの)で感受性全体がわかるようになっていることを教えて頂きました。とても便利だと思いました。 研修医I)
研修医Iさんの地元のお菓子です

2012年6月15日金曜日

看護師向け文献検索

看護部では2012年度は年間4回の教育担当者研修を計画しています。
その第1回目として、SKYMETの井上さんに文献検索のレクチャーをお願いしました。

文献検索のポイントは「情報の信頼性が重要ですよ!」


実習は、グループ毎に、
「震災時の心のケア」に関する7つの情報を信頼性のある順に並べてみました。

目から鱗の内容で、
参加者は「後輩にも正しい文献検索の方法を伝達していきたいと思う」という感想が聞かれました。

2012年6月14日木曜日

研修医カンファレンス2012.6.5

 総合内科病棟での研修も3ヵ月目に入りました。研修医一人一人の個性が徐々に明確になってきています。総じて順調なスタートを切ることができたようです。担当医としての責任も大きく重くなってきました。 

◆症例検討
Case:59歳の女性
主訴:発熱と食欲不振
   ○○○で内科に通院中。この数日間、発熱が続き、食事が摂れない状態である。

検査データ:
WBC  3000(Ne 67%, Eo 1%,  Ba 1%, Mo 11%, Lym 20%)
RBC  356万
Hb   11.7g/dL
Ht   34.4%
PLT  9.7万
AST  57U/L
ALT  31U/L
LD   349U/L
ALP  140U/L
CRP  1.41mg/dL
フェリチン 1172ng/dL
CH50 15.5U/dL
C3   20mg/dL
C4    8mg/dL
……その他の検査は省略

Q1:可能性が高いと思われれる疾患・病態を(できれば可能性が高いと思われる順に)挙げてみよう!
Q2:Q1で挙げた疾患・病態を鑑別するために必要な検査は?

◆研修医へのプレゼント
 「もう膠原病は怖くない!」週刊医学界新聞第2952号
 ステロイドのよくある副作用
 レジデントノート Vol.11 p.1123-1126,1130-1133

◆研修医の感想
ちょうど、フェリチンが高い患者さんを受け持っていたので、とても勉強になりました。
ステロイドの副作用のプリントもあったので、参考になりました。
患者さんに副作用の説明をするときに役にたちました。

研修医A

2012年6月6日水曜日

研修医のための実習とカンファレンス 2012.5.22

原則として、第1・第3月曜日には、「実習」を行います。
そして、毎週火曜日は、研修医カンファレンスです。
◆5/21(月)は、実習「末梢血塗抹標本作成」を行いました。
研修医同士で、採血 採血管の確認。各抗凝固薬の特性、検体保存上の注意などを確認
 ↓
自動血球計数器、生化学検査汎用機による分析の原理と実際
※明らかな異常値を示した研修医はいませんでした。良かった、良かった。
 ↓
末梢血塗抹標本作成

◆5/22(火)のカンファレンスです。
<Part 1> -------------------------------------------
Case:17歳の男性
主訴:黄疸
   2-3日前から発熱、軽い頭痛があり、近医で”風邪”といわれている。

検査データ:
WBC   6000
RBC   378万
Hb    11.8g/dL
Ht    32.4%
MCV   85.7fL
MCH   31.3pg
MCHC  36.5g/dL(%)
PLT   18.5万
AST   23U/L
ALT   10U/L
T.bil 7.3mg/dL
D.bil 0.6mg/dL
CRP   3.4mg/dL
……その他の検査は省略

Q:可能性が高いと思われれる疾患・病態を(できれば可能性が高いと思われる順に)挙げてみよう!

<Part2>-------------------------------------------
昨日作成した、自分の末梢血塗抹標本を、供覧顕微鏡で鏡検した。
好中球(桿状球、分葉球)
リンパ球
単球
好酸球
好塩基球
を、しっかり鑑別し、自分でカウントできるようになりました。

◆研修医へのプレゼント
臨床検査のガイドライン JSLM 2009 貧血

<2012.5.22> 村上センター長

◆研修医の感想
自分で、自分の末梢血塗抹標本を作りました。学生の時にもやったことはありますが、均等にならすのが、難しかったです。慣れが必要だと思いました。(
自分の血は濃かったです。)
17歳の症例は、赤血球が通常楕円であるのに、先天的にまん丸になっている病気で、Hbの値が貧血で、この後どんどん悪化したことと、黄疸であることがポイントでした。
「日常診療でよくみる貧血」は、鑑別診断のつけ方が勉強になりました。
研修医K

2012年5月23日水曜日

5/25金のSKYMET講演会は、「救急医療の極意」です。

春のSKYMET講演会のおしらせです。


5月25日(金)19時~埼玉協同病院の「ふれあい会館」にて

「 救急Walk in、ERで見逃すな 」の第二回目のテーマは、

講師、福井大学の寺澤秀一先生の「 救急医療の極意 」です。

講演終了後には、講師と初期研修医の交流会も設定しております。

2012年5月22日火曜日

研修医カンファレンス2012.5.15

2012.5.15
 病棟業務に追われる中で、"off the job"の学習時間が確保されているのは、「研修の質」を保障するために、とても重要なことです。 

 さあ、脳細胞を働かせよう!

◆Case:発熱が持続する17歳の女性
主訴:発熱
3週間くらい微熱が続いていたが、2-3日前から時々38℃以上の高熱が出る。
上気道症状なし。

18日後に再受診した際に追加された訴え:
鉛筆を握ることができない。頬が火照る。

検査データ:
WBC  4600(Stab 21.0%, Seg 55.0%, Eo 1.0%,  Mo 3.0%, Lym 20.0%)
RBC  454万
Hb   11.9g/dL
Ht   39.6%
MCV  87fL
MCH  26.2pg
MCHC 30.1g/dL(%)
PLT  13.0万
AST  26U/L
ALT  12U/L
LD   262U/L(基準:120-245)
ALP  187U/L(基準:104-338)
CRP  0.6mg/dL
……その他の検査は省略

Q1:可能性が高いと思われれる疾患・病態を(できれば可能性が高いと思われる順に)挙げてみよう!
Q2:Q1で挙げた疾患・病態を鑑別するために必要な検査は?


◆研修医へのプレゼント
リウマチ、膠原病の検査診断のポイント 日本医事新報 No.4432
抗核抗体の染色型と主な関連検査および疾患
 必要な検査を落とさないために&無駄な検査をしないために

◆おまけ
なぜ、抗リン脂質症候群ではAPTTが延長するのか?

◆参加した医学生さんの感想
実習期間、このカンファレンスに2回参加しました。
2回ともいえることですが、
大学で行っているチュートリアルと同じやり方でしたが、大学とは違って鑑別を多くあげればよい、という訳ではありませんでした。
ここでは、1症例に対して鑑別を5つ上げることが課題で、たくさんあげればいい訳ではないよなぁと前から思っていたところだったので、現実に即していて、勉強になりました。
研修医に求められるのは、広範囲にたくさん鑑別をあげるというよりは、頻度の高いものに絞り込むことの方が必要だと感じました。