7月分はまとめてUPします。
◆2012.7.10◆
☆実習について
7.2、7.9と2回にわたり、Gram染色の実習を行いました。脱色の加減が難しいですね。プロは、標本の鮮度、濃度、その日の環境等によって微妙な匙加減をするのですが、まあ素人にはなかなか…です。
でも、4人とも非常に手馴れてきました。カンペーなしですいすい出来るようになりました。染め上がりも上々です。ぜひ、実践の場でskillを磨いてください。
研修にご協力くださった細菌検査室技師の皆様、ありがとうございました。
☆本日のカンファレンス
ーGram染色所見から、治療方針を決めよう!ー
Case1:喀痰のGram染色でGPCが認められた、COPDでHOTを導入している女性患者
Case2:発熱し、喀痰のGram染色で多菌種が認められた男性患者
Case3:急な意識レベルの低下をきたし、髄液にGPCを認めた女性患者
Case4:急激な発熱で入院し、2時間後に死亡した男性患者(血液中にGPRを認めた)
☆本日の参考書
感染症ケースファイル 医学書院
熱病The Sanford Guide To Antimicrobial Therapy 2012
JAID/JSC 感染症治療ガイド 2011
京都大学医学部附属病院 市中肺炎・院内肺炎治療マニュアル
◆2012.7.24◆
R-CPC(検査データから患者の病態を考える、臨床推論能力を涵養するトレーニング法の一つ)を実施しました。
☆症例1:出産3日目に、高熱、意識障害、水様下痢で救急搬入された28歳の女性。
白血球数 22,400
CRP 3.3 mg/dL
血清総蛋白 4.1 g/dL
尿酸 8.9 mg/dL
BUN 19.7 mg/dL
Cr 0.5 mg/dL
T.Cho 78 mg/dL
医師の判断力、決断力が問われる患者さんです。
◆症例2:原因不明のCK異常高値を呈する60歳代の男性
つい最近、外来患者さんの異常値チェック(臨床検査医としての業務の一つ)でpick upした患者さんです。
◆研修医へのプレゼント
○○○機能亢進症・低下症
臨床検査のガイドラインLJSLM2009 p.253-256
◆2012.7.31◆
院内感染(病院内感染)対策の要は、まずは"Standard Precaution"
更に、病原微生物の特性に応じた追加の対策です。
今回は、当院ICN(感染対策の専門看護師)の指導による、「接触感染を予防するために」を体験しました。
院内感染(病院内感染)対策の要は、まずは"Standard Precaution"
更に、病原微生物の特性に応じた追加の対策です。
今回は、当院ICN(感染対策の専門看護師)の指導による、「接触感染を予防するために」を体験しました。
◆研修医の感想
手袋やエプロンの着脱は、学生のときにしっかりやっていた訳ではないので、初めはちゃんとできませんでした。
教えてもらって良かったです!研修医A