2012年6月15日金曜日

看護師向け文献検索

看護部では2012年度は年間4回の教育担当者研修を計画しています。
その第1回目として、SKYMETの井上さんに文献検索のレクチャーをお願いしました。

文献検索のポイントは「情報の信頼性が重要ですよ!」


実習は、グループ毎に、
「震災時の心のケア」に関する7つの情報を信頼性のある順に並べてみました。

目から鱗の内容で、
参加者は「後輩にも正しい文献検索の方法を伝達していきたいと思う」という感想が聞かれました。

2012年6月14日木曜日

研修医カンファレンス2012.6.5

 総合内科病棟での研修も3ヵ月目に入りました。研修医一人一人の個性が徐々に明確になってきています。総じて順調なスタートを切ることができたようです。担当医としての責任も大きく重くなってきました。 

◆症例検討
Case:59歳の女性
主訴:発熱と食欲不振
   ○○○で内科に通院中。この数日間、発熱が続き、食事が摂れない状態である。

検査データ:
WBC  3000(Ne 67%, Eo 1%,  Ba 1%, Mo 11%, Lym 20%)
RBC  356万
Hb   11.7g/dL
Ht   34.4%
PLT  9.7万
AST  57U/L
ALT  31U/L
LD   349U/L
ALP  140U/L
CRP  1.41mg/dL
フェリチン 1172ng/dL
CH50 15.5U/dL
C3   20mg/dL
C4    8mg/dL
……その他の検査は省略

Q1:可能性が高いと思われれる疾患・病態を(できれば可能性が高いと思われる順に)挙げてみよう!
Q2:Q1で挙げた疾患・病態を鑑別するために必要な検査は?

◆研修医へのプレゼント
 「もう膠原病は怖くない!」週刊医学界新聞第2952号
 ステロイドのよくある副作用
 レジデントノート Vol.11 p.1123-1126,1130-1133

◆研修医の感想
ちょうど、フェリチンが高い患者さんを受け持っていたので、とても勉強になりました。
ステロイドの副作用のプリントもあったので、参考になりました。
患者さんに副作用の説明をするときに役にたちました。

研修医A

2012年6月6日水曜日

研修医のための実習とカンファレンス 2012.5.22

原則として、第1・第3月曜日には、「実習」を行います。
そして、毎週火曜日は、研修医カンファレンスです。
◆5/21(月)は、実習「末梢血塗抹標本作成」を行いました。
研修医同士で、採血 採血管の確認。各抗凝固薬の特性、検体保存上の注意などを確認
 ↓
自動血球計数器、生化学検査汎用機による分析の原理と実際
※明らかな異常値を示した研修医はいませんでした。良かった、良かった。
 ↓
末梢血塗抹標本作成

◆5/22(火)のカンファレンスです。
<Part 1> -------------------------------------------
Case:17歳の男性
主訴:黄疸
   2-3日前から発熱、軽い頭痛があり、近医で”風邪”といわれている。

検査データ:
WBC   6000
RBC   378万
Hb    11.8g/dL
Ht    32.4%
MCV   85.7fL
MCH   31.3pg
MCHC  36.5g/dL(%)
PLT   18.5万
AST   23U/L
ALT   10U/L
T.bil 7.3mg/dL
D.bil 0.6mg/dL
CRP   3.4mg/dL
……その他の検査は省略

Q:可能性が高いと思われれる疾患・病態を(できれば可能性が高いと思われる順に)挙げてみよう!

<Part2>-------------------------------------------
昨日作成した、自分の末梢血塗抹標本を、供覧顕微鏡で鏡検した。
好中球(桿状球、分葉球)
リンパ球
単球
好酸球
好塩基球
を、しっかり鑑別し、自分でカウントできるようになりました。

◆研修医へのプレゼント
臨床検査のガイドライン JSLM 2009 貧血

<2012.5.22> 村上センター長

◆研修医の感想
自分で、自分の末梢血塗抹標本を作りました。学生の時にもやったことはありますが、均等にならすのが、難しかったです。慣れが必要だと思いました。(
自分の血は濃かったです。)
17歳の症例は、赤血球が通常楕円であるのに、先天的にまん丸になっている病気で、Hbの値が貧血で、この後どんどん悪化したことと、黄疸であることがポイントでした。
「日常診療でよくみる貧血」は、鑑別診断のつけ方が勉強になりました。
研修医K

2012年5月23日水曜日

5/25金のSKYMET講演会は、「救急医療の極意」です。

春のSKYMET講演会のおしらせです。


5月25日(金)19時~埼玉協同病院の「ふれあい会館」にて

「 救急Walk in、ERで見逃すな 」の第二回目のテーマは、

講師、福井大学の寺澤秀一先生の「 救急医療の極意 」です。

講演終了後には、講師と初期研修医の交流会も設定しております。

2012年5月22日火曜日

研修医カンファレンス2012.5.15

2012.5.15
 病棟業務に追われる中で、"off the job"の学習時間が確保されているのは、「研修の質」を保障するために、とても重要なことです。 

 さあ、脳細胞を働かせよう!

◆Case:発熱が持続する17歳の女性
主訴:発熱
3週間くらい微熱が続いていたが、2-3日前から時々38℃以上の高熱が出る。
上気道症状なし。

18日後に再受診した際に追加された訴え:
鉛筆を握ることができない。頬が火照る。

検査データ:
WBC  4600(Stab 21.0%, Seg 55.0%, Eo 1.0%,  Mo 3.0%, Lym 20.0%)
RBC  454万
Hb   11.9g/dL
Ht   39.6%
MCV  87fL
MCH  26.2pg
MCHC 30.1g/dL(%)
PLT  13.0万
AST  26U/L
ALT  12U/L
LD   262U/L(基準:120-245)
ALP  187U/L(基準:104-338)
CRP  0.6mg/dL
……その他の検査は省略

Q1:可能性が高いと思われれる疾患・病態を(できれば可能性が高いと思われる順に)挙げてみよう!
Q2:Q1で挙げた疾患・病態を鑑別するために必要な検査は?


◆研修医へのプレゼント
リウマチ、膠原病の検査診断のポイント 日本医事新報 No.4432
抗核抗体の染色型と主な関連検査および疾患
 必要な検査を落とさないために&無駄な検査をしないために

◆おまけ
なぜ、抗リン脂質症候群ではAPTTが延長するのか?

◆参加した医学生さんの感想
実習期間、このカンファレンスに2回参加しました。
2回ともいえることですが、
大学で行っているチュートリアルと同じやり方でしたが、大学とは違って鑑別を多くあげればよい、という訳ではありませんでした。
ここでは、1症例に対して鑑別を5つ上げることが課題で、たくさんあげればいい訳ではないよなぁと前から思っていたところだったので、現実に即していて、勉強になりました。
研修医に求められるのは、広範囲にたくさん鑑別をあげるというよりは、頻度の高いものに絞り込むことの方が必要だと感じました。

2012年5月16日水曜日

研修医のためのレクチャー 開始!

◆2012.5.8◆
ゴールデンウィークが明け、病棟医生活3週目。研修医業務にも馴染んできたところで、今年度の研修医レクチャーが始まりました。

Case:健診で貧血を指摘された63歳の女性
WBC  2900(Stab 3.0%, Seg 40.0%, Eo 1.0%, Ba 1.0%, Mo 8.0%, Lym 47.0%)
RBC  295万
Hb   8.7g/dL
Ht   27.7%
MCV  94fL
MCH  29.5pg
MCHC 31.4g/dL(%)
PLT  24.5万
AST  19U/L
ALT  12U/L
LD   209U/L(基準:120-245)
ALP  360U/L(基準:104-338)
追加された検査で診断に役に立ったもの
TP 7.8g/dL(Alb 56.7%, α1 2.8%, α2 7.5%, β 25.1%, γ 7.9%)
……その他の検査は省略

可能性が高いと思われれる疾患・病態を(できれば可能性が高いと思われる順に)挙げてみよう!

◆研修医へのプレゼント◆
血清蛋白分画の見方・考え方
免疫電気泳動(血清・尿)の見方・考え方

◆研修医の感想◆

蛋白分画が難しかったです。。。
健診で、異常値を見逃さないようにしなくちゃ、と思いました!
結構こわい。。。
研修医I&F

2012年4月12日木曜日

文献検索 その後

1年目の初期研修医にもレクチャーと演習問題をやってもらいました。

学生時代は、周りに使ってみてね、と言われてはみたものの、実際にやっていた方は少ないようです。

埼玉協同病院で使える主な文献検索のツールとしては、

Up To Date
医中誌Web
Pub Med
Dynamed
Cochrane Library

googleも意外と使えてみなさん、びっくり!

使い方のレクチャーの後に、演習問題もやってみました。
1問目は、結構時間がかかっていましたが、問題数を重ねる毎に早くなってきました。
回答には、研修医それぞれの個性もよく出ています。

お昼時間を使って、他の演習問題をやってくる研修医もいます。

昨年は、SKYMETが創立して間もなく、現在の2年目研修医には、充分にレクチャーができなく、要望もあるので、文献検索のレクチャーをやっていこうと思います。

先日、担当医クラスにもレクチャーを行いましたが、早速、病棟でやってみたそうです~
(^▽^)

これから、研修医も上級医もどんどん使って欲しいですね~!